イボ・皮膚の荒れ・利尿・関節痛の妙薬「ハトムギ」を利用した料理をご紹介します。
望月しょうせいどう(富士美人望月松生堂)    
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■特集一度はためしてみたい「イボ取り薬膳」
日本の民間薬「ハトムギ」は、いぼ・皮膚荒れ・利尿・関節痛の妙薬として、長年愛用されてきました。
                                  望月しょうせいどう
特集 ■花粉症 ■水虫 ■血液 ■イボ取り薬膳                   
イボ取り薬膳

日本原産のように思われますが、本当はインドシナ地方、中国の温暖な地方の原産で、日本には享保年間に中国から渡来し、「唐麦」と呼ばれていました。 イネ科の一年草で、夏から秋にかけてトビ色の硬い殻をつけた実をたくさんつけます。 中には真っ白い仁(種子)が入っており、これを中国では「ヨクイニン」といい、古くから神経痛、リウマチ等の痛み止めにしている漢方薬です。 わが国では明治時代に、これがイボを取る特効薬であることが発見され、そのことがヒントになり、ガン予防にもよいことが証明され、さらにはお茶として飲むと美肌効果がある事がわかり、多くの女性の愛好家がおられます。殻のかぶったままのハトムギを焙じ、ミキサーにかけて粉にしてお茶として飲むと、とても香ばしい香りがして、美味しいものです。
(久保道徳著 薬草茶読本より)
一反の畑から八斗の収穫ができる事から「八斗麦」→「ハトムギ」と呼ばれるようになったとか。本気で「イボ取り」をお考えなら、お茶としてではなく、実全部を召し上がると かなり効果があると、近畿大学・故久保道徳先生のお話です。
因みに、ハトムギは野草のジュズダマの栽培変種で似て非なるものです。

「ハトムギご飯」

◎ 一人一日一合が目安です。
◎ たっぷりの水に5〜6時間浸しておき、おかゆを炊く容量で、コトコト柔らかくなるまで40~50分炊いて下さい。おかゆ風「ハトムギご飯」として、召し上がって下さい。
ほんのり甘みがあり、なかなかおいしい「ツブツブ粥」です。
◎ 米3:ハトムギ1の割合で、ご飯を炊く要領で「ハトムギご飯」を炊いて召し上がって
下さい。黒米や麦等の雑穀をご飯に混ぜる事が健康上良いと考えられるようになりましたので、ハトムギをご飯と一緒に炊いていただいても違和感はなく、また米との相性も悪くありませんが、ご飯を沢山はいただけませんので、できればハトムギ中心の料理もどんどん取り入れていただきたいと思います。

「ハトムギスープ」「ハトムギ味噌汁」

◎ハトムギ野菜スープ
◎ ハトムギミネストローネ
◎ ハトムギ味噌汁
◎ ハトムギ入りコーンスープ

スープや味噌汁の具材として、とてもおいしいです。

※「しょうせいどう」からのご提案!
 ハトムギ(ヨクイニン)は、一袋500gを(多い場合は半量)、鍋や土鍋に入れ、
 5〜6倍の水に半日程浸しておく。夜、お休み前に水に浸しておいたり、お急ぎの場合は、
 ぬるま湯に1〜2時間浸していただいても良い。
 それから火にかけ30〜40分コトコト弱火で煮る。
 やわらかくなったハトムギを、一週間位で召し上がって下さい。茹でハトムギは
冷蔵庫で保存。
召し上がる分だけ冷蔵庫から出して、調理して下さい。料理のバリエーションをつけて、
飽きないようにがんばりましょう。余りクセがなので、お続けいただけると思います。
その他、錠剤になったヨクイニンもございます。

♪♪♪簡単「ハトムギ薬膳料理」レシピ集♪♪♪

 このコーナーは、いぼ取り美容液「スポットビューティー」のご愛用者様にお願いいたしまして、モニターになっていただき、寄せられたレシピ集です。
 是非、ご参考になさって下さい。一度はお試しいただきたい「いぼ取り薬膳」です。
ヨクイニンを使った「薬膳料理」は、ブログでもご覧いただけます。 

<パエリア>

写真提供 :写真家 長谷川治憲氏


スープ
@海老殻、セロリ、ブイヨン、白ワイン等を煮込んで600ccのスープを採る。
最後に、塩、胡椒で味を調えて下さい。


A玉ねぎ1ケ、セロリのみじん切りを大きめのフライパンでバター炒めし、
      シンナリしたら米(洗ってザルに上げておいた物)2.5合を加え、よくなじませる。

本編
B Aに、浸しおきのハトムギ一合を加え@を入れ全体を平らにします。
トッピングに、海老8〜10本、貝類、イカ、ピーマンの輪切り、キノコ、ナスの輪切り、忘れてはいけないサフランをのせ強火で10分加熱後、弱火で蓋をして10〜15分蒸らし炊きして出来上がり!好みでレモン汁をふりかけてもGoodです

<リゾット>

 スープ
 @玉ねぎのみじん切り、セロリのみじん切りを軽く塩をふり、15分位放置後
  水気を絞り(絞り汁は捨てない)バターで狐色になるまで焦がさないように
  炒め、そこに絞り汁と白ワインを加え、フライパンに付いた“うまみ”を採ります。

 A別鍋でお湯を沸かし@とブイヨンを加え20分位煮た後、具を網などで取り
  除きます。そこに水に浸しておいたハトムギと適量の水洗いしたご飯を加え
  “お粥”状になるまで(最初は強火で、5分経過したら弱火で)煮ます。
  仕上げにモッツァレラチーズ、好みで生バジルのみじん切りを加え、塩などで
  味を調え出来上がり!

<アイリッシュシチュー>

料理レシピ・写真提供 : 大津市 堤様


 材料:じゃがいも、玉ねぎ、豚バラ肉かベーコン、ハトムギ、ローリエ

@ じゃがいも、玉ねぎは皮をむいて7mm位の厚さに切ります。

A 豚バラ肉かベーコンのスライスを、じゃがいも5個に対し7〜8枚用意します。

B 厚手の鍋にじゃがいも、玉ねぎ、豚ばら肉かベーコンの順に何層かに
なるように平らに並べます。ひたひたの水とローリエを入れて火にかけます。

C じゃがいもが軟らかくなったら味をみて、塩を好みなだけ入れます。

D さらにヨクイニン(みずに浸けておいたもの)を適宜入れます。

E 少し煮込んで、じゃがいもが煮崩れてスープがトロッとしてきたら出来上がりです。煮込まなくても、サラッとした状態のシチューもあっさりしていておいしいです

<ハトムギ薬膳粥>

ヨクイニンは、イボ取り効果や美肌効果、関節の痛みを緩和、体の水はけを改善する効果、婦人病(子宮がん)の予防に効果がございます。

■材料:生薬
ヨクイニン・・・カップ1
イネ科のハトムギの成熟種子。利尿、消炎、鎮痛作用などがあり、むくみ、いぼ、神経痛などに用いられます。美肌の妙薬ともいわれています。
ブクリョウ・・・10g
サルノコシカケ科のマツホドの菌核。沈静、利尿作用などがあり、むくみ、めまい、精神不安、不眠症などに用います。
■その他の材料
うるち米・・・カップ1
鶏胸肉・・・・小1枚
干ししいたけ・・・大4枚

また、いつものようにヨクイニンを土鍋でやわらかく茹でておくことから始めましょう!
カップ1杯のヨクイニンを土鍋に入れ、何度も水を替えて洗います。
たっぷりの水(カップ7杯ぐらい)を張り、火にかけて柔らかく炊いてください。

 



@ 米は手早くといで水気をきり、厚手の鍋(土鍋がgood)に入れ、5カップの水を加えて1時間ほどつけておきます。


A 干ししいたけは水でやわらかくもどし、軸を取ってさいの目に切ります。(干ししいたけを戻す時砂糖を少し入れておくと、早く戻ります)


B 鶏肉は皮や黄色い脂を取り除きます。


E ブクリョウはさっと洗い、水気を切っておきます。


F @のお米を入れた鍋を強火にかけ、煮立ってきたら弱火にし、泡をきれいに取り除き、ここへ鶏肉を加えて30分位煮ます。鶏肉から脂が出たらそのつどきれいにすくい取り、肉の旨みを煮出して鶏肉を引き上げます。


G 米にまだ芯があるくらいのところで、やわらかく煮たヨクイニンを、ゆで汁もいっしょに鍋に加えて、ごくごく弱火で炊きます。
途中でブクリョウとしいたけを加え、全体にトロリとするまで炊き上げます。


H 教科書には書いてありませんが、最後にクリスマス島のお塩を隠し味に小さじ1杯ほど入れます。ミネラル豊富なお粥になります。鶏の旨みと、その旨み(甘味)を更に引き立たせる名わき役の塩。
出来上がったお粥は、器によそって、ザー菜のお漬物や、その他お漬物類等を載せてお召し上がり下さい。

<メモ>
 中国では、お粥に薬味や調味料、漬物等を添えて、それをすこしづつお粥に加えていただきます。
お粥に必ず添えるものは、白髪ネギに針しょうが、香菜(中国パセリ)、コショウ醤油。薬味の野菜にコショウ醤油をまぶして少しづつお粥に加えては混ぜながらいただきます。
 また、手近にあれば添えるものは、ザー菜の薄切りに肉でんぶ、紅腐乳(ホンフールー・豆腐を紅麹菌でチーズ状に漬けたもの)、油条(ユーチャオ・揚げパン)などです。これらを好みでお粥に加えて味の変化を楽しみます。